とりあえず

昨夜はちょろっと書くのがやっとで、
落ち着いたらきちんと書こうと思っていたが、今日になってみると、落ち着くというよりさらに混乱している。
昨年の夏、お手伝いをしたNPOのメンバーからメールが届いて、読んでみたら、先月滞在先のアフガニスタンで起こった自爆テロに巻き込まれ、メンバー数人と同行していた方が怪我をされたという。出来事じたいにショックを受けたのはもちろんだが、なんともいえないいやな感覚が同時におこり、それは時間とともに大きくなっていく。

私は、誘われて手伝っただけの気楽な立場だったが、それでも、その間はイスラムについてなど、日常の生活では知りえない事や人にふれ、いろいろと考えることも多かった。貴重な体験をできたことには大変感謝している。
しかし、彼らの活動そのものに強い共感を覚えるということはとうとうなかった。また、ときに少し暢気すぎる*1ように見える彼らに苛立つこともあって、あるとき、「申し訳ないがこれからはお手伝いできない」と、つげた。それ以降こちらからコンタクトはとっていない。

その後も支援者向けの会報やハガキは送られてきていたので、それを通して今回アフガニスタンに行くことは知っていた。そこには(以前から支援者が数人同行することはあったそうだが)、今回のアフガニスタン行きはツアーの形をとると書かれてあった。正直なところそれを読んだときも、ちょっと軽率なんじゃないかと思った(治安は大丈夫なのか??)が、少なくとも彼らは何度も現地に行っているわけだし・・・私は口を出す立場にはない・・・と、モヤモヤした気持ちだけが残った。

そして今回の負傷者のうち、もっとも重傷を負ったのがそのツアー参加者だということを知って、恐れていたことが現実になったという思いと、この被害は不可避だったのだろうか?という思いが交錯しつづけている。

BBC NEWS | In Pictures | In pictures: Afghan bus bomb

*1:言いかえれば、やらなければという強い思いと、どこか楽天的なところを併せもっていなければこうした(成果の見えにくい)活動はできないのかもしれない