Little Britain

去年の後半ごろから急に英語熱がたかまって、といってもヒアリングの勉強と称してモンティ・パイソンのDVDを見たりする程度だったのだけど(教材はおもしろいほうがいいよねと言い訳)、見ていて疑問に思う点などをネットで調べてるとやたらにひっかかったのがこのLittle Britain。bbc公式サイト



モンティ・パイソン以来の〜なんてコメントを目にして期待するものの、日本ではyoutubeBBCのサイトでちょこっと見られるだけで、そんなにすごいのかなぁ・・・という欲求不満の日々が続きました。

そうするうちwowwowでファーストシリーズの放送が始まり、全部録画するぞと意気込んだのにそういうときに限ってなんかうまく録れてなかったりとかしつつ、ともかくテレビでLittle Britainを見られる幸せをかみしめました。

しかしこういうコメディを見ていると、ときに複雑な気分にもなります。まずマイノリティとしての自分をどこに置くのか。さらにレビュー記事で見かける、日本でもこういったタブーはたくさんあるのに〜〜的な言説(のなかの一部)を読んだときの居心地の悪さ(ああ、こういうふうにとらえる人もいるんだなあという)も。わたしは、そういった偏見や、ステレオタイプをあえて演じることで、多数派の常識が揺さぶられる可能性に希望をもっているのだけど、そう簡単ではないだろうなぁ。いや、そう思う時点で、わたしも揺さぶられているということなのかもしれない。

とはいえ、個性的すぎるキャラクターたちはとても魅力的。なかでもお気に入りは胸より腹が出ているコギャルのヴィッキーと、村で一人のゲイ、ダフィド。あ、でも身体能力抜群なのに人に世話されているアンディも捨てがたいなぁ。