奇遇やなぁ

家にお気に入りの自費出版本があります。
(タイトルは『追憶の手帖』表紙には 愛 の文字が)

それはかつて日本の民族学校で教えるべく赴任してきていた韓国人の元音楽教師の方が出した本なのです。この本、写真が多すぎるせいかやたら重くて、この先生が日本に来た際、ホテルを訪ねた知人夫婦が、おみやげにこの本を十冊持たされて*1死にそうになったという心あたたまるエピソードも残っています。


で、一通り目を通したあとは家の本棚にしまわれたまま、たまに話題にのぼったり、思い出して楽しむだけになっていたのですが、このあいだ探しものをしていたら目にとまって、ひさしぶりにパラパラとめくって見てみました。

そしたら、ん?春川高校?おお。
この日記初登場の冬のソナタですよ!!
彼はそこで教師をしていたみたいです!

そして春川女子中学の校長を務める傍ら、春川高校他の学生で構成されるブラスバンドの指導もされていたそうな。奇遇やなぁ。




とかく凝り固まった印象をもたれがち(?)な関西弁ですが、やはり日夜流され続けるマスメディアの影響は避けがたいらしく、実は相当変化しているそうで、たとえば十年、ニ十年前に比べるとアクセントもあきらかに標準語よりになっているんだそうです。

で、そのせいかどうか、親や、その上の世代しか使わなくなったような、奇遇やなぁ、とか、テレコや、とか、キッチャ店とかの言葉が懐かしく感じられます。


*1:よかれと思ってのことでしょう