俺たちの旅

適当に応募したホテル宿泊券プレゼントに当選したので、東京に行くことにしました。
調べてみると、そのホテル一帯は、とても、「いま話題の」場所のようでした。
そしてヒートアイランド現象のあらたな原因とも言われる、湾岸の高層ビルの中にあるのでした。



 17日
チェックインまで時間があったのでお台場に行ってみる。
やはり、大阪南港とも共通した、ちょっとせつない空気が流れている。
でもこういう弛緩しきった雰囲気って嫌いじゃない。

  • なんであそこに自由の女神が建てられることになったのかが気になる。
  • なにやら行列ができているので、何かと思うと今日オープンのstussyの開店を待つ人々であった。


ホテルはさすがにらぐじゅありーというかあーばんというか、すたいりっしゅというか、そういう感じで非常にこんふぉーたぶるでした。


 18日

  • 東京タワーで蝋人形を見る。でも展望台にはいかない。

偉人やスターたちの並ぶ道を進むと、その奥にはザッパとキースエマーソン、リッチー・ブラックモアくらいしかわからないロックの殿堂がひかえており、人形とともに飾られた数々の陳列物(チケットや限定盤など。自慢?)を眺めていると館長の自意識のなかで湯あたり寸前となる。


あとダヴィンチがモナリザさん(?)と向かい合ってモナリザを描いている(まだ描きかけ)のはよかった。モデルについて散々議論されているのに、具体的に作っちゃったとこが。

  • 上野でカレーを食べる。

隣に座った初老夫婦風二人連れの会話。女「大盛りにする?」男「なに言ってんだ。ここは上野だよ」

中は非常に寒かった。年をとってどんどんいいかげんになるのはいいことだと思う。


ホテルの場所がわかりにくくて、散々迷う。なんとかたどり着けてよかった。




20日
id:chomoさんとまちあわせ。
浅草寺仲見世、カレー。カレーはけっこうおいしかった。しかしここのところ食べすぎ気味であまりたくさん入らなかった。

  • 浅草の演芸場に連れて行ってもらう。

次から次へ、いろんな人が出てきて、めくるめく時間をすごした。おなかがすかなければもっと観ていたかった。
とくに印象に残ったのは、昔昔亭桃太郎さんと、ハワイアンに乗せてムームー姿でマジックをする松旭斎八重子さん。あ。桃太郎さんのCD買うの忘れてちゃった!

  • 外に出ると7時すぎで、もう暗くなっていた。

新幹線で帰っても、夜中になっちゃうしなー、と迷った末高速バスの予約がとれたので、それに乗ることにして、当初の予定のお風呂屋さんに行ってみた。JRの蒲田と京急蒲田があんなに遠いのは誤算であった。

  • 晩御飯食べてなかったのでお風呂さんの二階で軽く食べる。

ちょっとした居酒屋のような雰囲気になっていて、周囲の会話がいろいろ聞こえてくる。中年男性二人が金銭トラブルの話をしており、「それでお前納得したのか?」「いんや、女抱かしてもらった」という、あけすけな会話にちょっと衝撃をうける。顔を見たら普通のおじさんたちだった。お風呂は大変けっこうでした。おかげでさっぱりした。


バスは新宿西口発で、時間は午後11時半。十時にお風呂をでるつもりがフロントが混んでて、
15分過ぎちゃった。大慌てで駅にいき、なんとか11時10分に新宿着。