ワギワギ

本屋さんにおいてある出版社の冊子をいくつかもらってきて、読んでみているのですが、これが意外と読みごたえがあって、ヘタな雑誌買うよりいいかも。全部がそうとはいわないけど、私は記事を読んでいるのか?それとも広告を読まされているのか?って気分になるような雑誌もあるしなぁ。

で、そのなかの一冊、紀伊国屋書店が出しているscriptaというのを読んでいてちょっと気になることがあった。
斎藤美奈子による「中古典のスゝメ」という連載で、橋本治の「桃尻娘」がとりあげられていたのだけど、これが現在入手困難だとのこと。ええっ!じつはこのシリーズをかつて私は愛読していて、読み始めた時の年齢がほぼ主人公と同じだったこともあり、登場人物たちがなんとなく自分の併走者であるかのような気持ち(つねに十数年遅れではあるけど)を持っていた。のでショック…と思ってためしにアマゾンで調べたらちゃんとあった。しかも1円から(送料は別)。でも新刊書店で見られなくなっちゃうのは悲しいなぁ。

ちなみにこの記事のタイトルは、主人公の一人である榊原玲奈とその友達が二人で歩くさまを表現した擬音(?)であります。

桃尻娘 (講談社文庫 は 5-1)

桃尻娘 (講談社文庫 は 5-1)