あそこから見られていた

最近、一日中走馬灯がまわってしまっているのですが、昨日の日記のタイトルに使った言葉、「あそこ」でまた思い出してしまいました。といっても下ネタではなくて申し訳ないのですけども。

小学校の低学年くらいまで、通学にスクールバスを利用していたんですけど、その集合場所というのが家から少し離れていて、子供の足で徒歩10分くらいかな。それくらいの距離でした。
私はそのころ重度の活字中毒でしたので、毎日のように学校の図書室で本を5、6冊借りて帰っていたんですが、家に帰るまで我慢できなくて、バスを降りるとすぐに本を開いて、読みながら帰るという、なんとも命知らずな行為に及んでおりました*1
本に夢中になりすぎて、道中に縦笛とか上履きを落とし、拾いに戻ったりしたことも思い出されますが、これには後日談があるのです。



のちに私は、幼小中学と通った学校からこぼれ落ち、公立高校に通うことになったのですが、ある日同じクラスの女子に不審なことをいわれたのです。「うちのお父ちゃん、○*2さんのこと知ってるって言ってたで。」私は思わず「なにぃ?」と気色ばんだ*3のですが、話を聞いてさらに驚きました。
彼女の両親は中華料理店を営んでおり、その店は私が通ったバス集合場所から家までの道の途中にあったそうで、そこから毎日、ランドセルを背負って本を読む不思議な少女を見ては「変わった子やねぇ」などと話していたというのです。ええええええ!という感じですが、なにより疑問なのは、なんでその少女が私だとわかったのか?!それほど変化していないということなのか・・・?だって7、8年は経ってるし、身長も40センチは伸びているというのに・・・?(しかも私はその当時の家とは違う区に引っ越していたのだ)
*4


で、なにがあそこなのか?というと、そのお店の名前が「あそこ」だったという話。

*1:よいこのみんなは真似しちゃダメだよ!

*2:私の苗字

*3:使いたかっただけ

*4:嘘みたいだけど本当なんですよ