二度あることは三度ある

高1のとき、クラスで4番目くらいに好みの男子がいて(仮にA君とする)、たまたまその男子と中学が同じだった女子と仲良くなって、そのころのエピソードなんかを聞くうち、2番目か、下手したら1番目くらいに好感を持つようになったのですが、なぜか彼は、そこそこモテたという中学時代とは裏腹に、なんだか暗い雰囲気になってしまっていて、そこがまた、気になるような、しかし話しかけようにもなんとなくバリアを感じるような、人物でありました。

そんな感じで数ヶ月たったある日、家庭科かなにか、女子だけ隣のクラスと一緒の授業があって、そのときは2クラスあわせて出席番号順に座ったのかな。んで、私が座ることになったのは件の彼、A君の席でありました。
先生による点呼のあと、授業ははじまりました。のですが、まず教科書を出して、と机をなにげなく見たら、なにやら文字が彫ってありまして、あーせっかく新しい机にこういうことをしてー。だから男子はまったく・・・。と思ってよく見たらその文字は・・・んん???これは私の名前ではないか。そしてさらによく見るとそれは一箇所だけではなく、さらにさらに、余白にあたる部分にも鉛筆で私の苗字がギッシリと書き込まれておりました。わぁ。これは。なんて遠まわしな愛の告白?それとも魔除けかなにか??*1と背筋が凍る思いだったのですが、人に言うに言えず、なんというか、知らない間にオセロに負けたような、恋する前に失恋したような微妙な感情をしばらくかかえて過ごすこととなりました。

*1:まさか漢字の練習?