さだこちゃ〜ん

公園のベンチに腰かけて人を待っていたら、風が気持ちよくてつい、うたたねをしてしまう。
犬の散歩をする人に速歩きの老夫婦、子供を連れたお母さん、とけっこう人は通るのだけど、その適度なざわめきが、さらに眠気を誘う。
と、そこに小学生(高学年かな)の女の子三人組がやってきて、目の前を通り過ぎて行く。荷物用の台車に一人を乗せてあとの二人が後ろを押している。
おお、ちょっと危険、でもおもしろそう、と思っていたら、向こうのほうから「さだこちゃーん!*1」という大きな声が聞こえてきて、いっきに目がさめてしまった。あの三人組のうちのひとりの名前なのだろうか。それにしても古風というか、いまどき・・・。となんだか少しうれしくなった。が、そこでニヤニヤしたらまるで不審者なのでじっと堪えた。

*1:待って〜!というような