改称の味わい
新聞を見ていたら、「大工大高校、来春から常翔学園高校に」という記事が載っていました。
なんでももともと男子校だった同校は数年前から共学になっているらしいのですが、大工大というとラグビー等のイメージが強くいまだ男子校と思われることもしばしばである、ということでイメージ刷新を狙っての改称だそう。
しかし改称って、その団体や人の「こう思われたいねん!」という気持ちが横溢するようで、楽しいものです。
わたしが改称に興味を持つきっかけとなったのは、帝国女子高校*1から大阪国際高校への改称(1992年)*2です。その大胆さには初め目を疑いました。
まあたしかに『帝国女子』というのは少々古臭く、またいかにも堅苦しくて初井言榮*3みたいな先生にビシビシ行儀をしつけられそうな感じだと思ってましたが、それを望んで進学した学生や親御さんもいらっしゃることでしょう。なのに、突然「これからは国際でイキマース!」と聞かされたとしたら、そのショックはいかばかりでしょうか。いくら前年度末に初井言榮先生が停年退職されたからといといって、次の年からいきなりローラースケートで校舎を走り回ったりしていいわけがありません!
その他、銀行関係では関西銀行と関西さわやか銀行(旧幸福銀行。これもイイ名前)が合併して関西アーバン銀行に、と聞いたときは関西ローカルの刑事ドラマ、『部長刑事』がリニューアルして『アーバンポリス』になってしまったときのような衝撃を受けました。